2016年12月5日月曜日

黄道十二星座と春分点






水瓶座の時代
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BC 4300年 ~ BC 2150年  牡牛座の時代
BC 2150年 ~ AD  0年 牡羊座の時代
AD  0年 ~ AD 2150年  双魚座の時代
AD 2150年 ~ AD 4300年  水瓶座の時代
注:2150年から水瓶座になりますのでイエスキリストという玉は使えない。
一体誰がメシアになるのでしょうか。

ハムレットの水車小屋
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2008/7/8
黄道十二星座と春分点
人類最古の文明は、シュメール文明で、
牛を家畜化し、農業を始めたのもシュメールが最初です。 
彼らは高度な天文学の知識を有していました。 
天体は季節や太陽の位置を教えてくれる正確な時計といえ、
天文学はシュメールからバビロニア、そしてエジプトやギリシアに伝わってゆきました。  
地球は、自転・公転・歳差運動をしておりますが、
歳差運動とは地球の軸が地球の赤道面が黄道面に対して約23.4度傾いているために、
自転軸がコマの首振りのように回転している運動です。 
この歳差運動のため、地上から見ると、
星空が定期的に回転しているように見え、
春分点・秋分点が黄道に沿って少しずつ西向きに移動します。
春分点とは、分かりやすく言えば、春分の日に、どの位置から太陽が昇ってくるかという事で、
地球の歳差運動のために、それぞれの時代で、太陽が昇る位置の星座が決まります。  
歳差運動の周期は約25800年で、春分点はこの長い期間をかけて、
黄道十二宮の星座を西回りに、ゆっくりと移動します。 
すなわち、一つの星座に25800年÷12=2150年春分点は位置することになります。
シュメール時代には、この春分点が牡牛座の位置にありました。  
また、北斗七星や、牡牛座のプレアデス星団(すばる)の7つの大きく輝く星も、
7という数字がメソポタミアや西洋でのラッキーナンバーに影響しているものと思われます。 
シュメールの最高神アンは、二本の牛の角を持っており、
これがインドに伝わり牛は神聖なものとなりましたが、
このプレアデス星団(M45)の七つの輝く星が、牡牛座にあるのも興味深いところです。
牡牛座にある プレアデス星団 (昴)
シュメール文明 天文学と数学
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/240.html
この時代に、牡牛が信仰されたのは、
圧倒的なパワーや、農業に欠かせない家畜としての重要性から、
神様に感謝したものと思われますが、牡牛は生産生殖の神として、
中近東を中心にインドにも広まりました。
カナン(イスラエル)の地に、ヘブライ人(ユダヤ人)が入植したときに、
既に信仰されていたのが、牡牛を概念化したバール神で、
ユダヤ教と様々な摩擦を生みました。 
ユダヤ人が入植する前にカナンの地に住んでいたのが、
海洋民族のフェニキア人で、カナンの地に住んでいた彼らの事をパレスチナ人とも言います。  
後にローマ帝国と戦ったカルタゴは、このフェニキアの植民地で、
長男を生贄として殺す野蛮な習慣も、フェニキアとカルタゴは同じであります。  
旧約聖書で、ヤハヴェがアブラハムの信仰を試すために、
長男のイサクを生贄に捧げるよう命じるシーンがありますが、
この部分の元になった文書は、紀元前750年頃にできたものでありますが、
その頃、イスラエル王国の北隣のフェニキアでは、
一家の長男を赤ちゃんのときに焼いて神に捧げる習慣が実際にあり、
このような痛ましい習慣がイスラエルに伝わって流行したので、それをやめさせる為に、
アブラハムの献児の物語が創られたと言われています。 
アブラハムの献児
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/210.html
生殖の神「バール」に対する信仰はセックスに対して解放的であり、
厳しいユダヤ教とは決定的に相容れないものを持っており、
その為ユダヤ教では「バール」を全否定の対象にし、
バール神の像などは徹底的に破壊されました。
ユダヤ人が、カナンの土地に入植するまで、長く神として信仰の対象であった「バール」は、
ユダヤ教によって悪魔の烙印を押されたのであります。  
しかし、風俗、習慣として生活に密着し、感覚的に理解し易い「バール」信仰は滅びることなく、
形を変えて人々の間に定着していき、
当時の交易ルートにのって既に世界各地へと「バール」信仰は飛び火しており、
今日、牛頭の姿をとる神、怪物、魔人等はすべて「バール」の影響を受けているといっても過言ではありません。  
そして、その「バール」信仰の東の終着点が日本で、
「バール」は、我が国では「牛頭」と呼ばれ、恐怖の対象として知られています。
地獄の物語に良く登場する「牛頭・馬頭」の「牛頭」のことで、
地獄の番人であり、地獄に落ちた死者を責め苛む役を担っています。 
鬼は、牛の頭に、虎のパンツをはいた怪物で、
これはバール神と、十二支を時計の時刻にあてはめ、子(0時)、牛(1時)、虎(2時)、卯、・・・ と、深夜の1時から2時の真っ暗闇の恐怖と掛け合わせたものであります。

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天文学の春分点に話を戻すと、
シュメール文明・メソポタミア文明の約BC4500年~BC2000年頃までは、
春分点の位置は牡牛座にあり、約BC2000年~紀元0年頃までは牡羊座にあります。  
これは、時代が牡牛から羊(ユダヤ教)に変わっていった事を意味し、
モーゼがシナイ山に上り、ヤハヴェから十戒を授かり、
山を降りると、人々は黄金の牛でできた偶像をつくり、
信仰しようとしたのに、モーゼは激しく怒り、黄金の牛を叩き壊しましたが、
これはまさに牡牛の時代との決別を象徴するものであるのです。

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西洋文明の根幹に、天文学、及び占星術があり、
地球の歳差運動の周期が25800年であることが紀元前より知られており、
黄道12星座の12で割ると、一つの星座に割り当てられる時間が2150年となり、
これを西洋文明では、Age(時代)と呼びます。 
そして、春分の日にどの(星座)位置から太陽が昇ってくるかと言うのが春分点で、
春分点はこの2150年という長い期間をかけて、黄道十二宮の星座を西回りに、
ゆっくりと移動します。 
実は、牡牛座の時代BC4300~BC2150(シュメール文明など)
→羊座の時代BC2150~AD0(ユダヤ文明)
→魚座の時代AD0~AD2150年(キリスト文明)
→水瓶座の時代AD2150~AD4300(フリーメーソン思想的文明)
と時代は区分されており、信心している人には申し訳ないのですが、
キリスト教もフリーメーソンも、その星座にまつわる占星術の話に、
話を合わせているに過ぎないのです。
牡牛座は農耕・光・忍耐の象徴で、守護星は金星。  
シュメール時代に太陽の春分点は牡牛座にあり、世界で最初に農業が営まれ、
牛を家畜化したのはシュメール文明で、
シュメールの最高神アンは、二本の牛の角を持っており、
これがパレスチナ(フェニキア)やインドに伝わり牛は神聖なものとなりました。 
シュメール文明の栄えたウルの地に生まれた、
アブラハムは神からの啓示を受けて、約束の地カナン(イスラエル)に向かい、
そこからイスラエル人(ユダヤ人)がカナンの地に入植してゆきますが、
もともとカナンの地に住んでいたのは、海洋民族のフェニキア人で、
ローマ帝国と戦ったカルタゴは、フェニキアの植民地です。 
カナンの地で、農業を学んだイスラエル人は、
フェニキアに同化し、バール神をも信仰しており、
古代イスラエル教は、一神教ではなく、
多数の神様の中からひとつを拝むという拝一神教でありました。 
しかしながら、モーゼの時代に強烈な一神教となってゆくユダヤ教では、
牛の角の生えたバール神を悪魔に仕立て上げ、
それから西洋では悪魔は2本の角を持つようになりました。 
それが日本にも伝わり、鬼や地獄の番人である牛頭は、2本の角を有しています。
モーゼがシナイ山に登り、神から十戒を授けられたとき、
山から下りると人々が黄金の子牛をつくり、
偶像崇拝しているのを見て、黄金の子牛を叩き壊しますが、
これはまさしく牡牛の時代から、ユダヤのシンボルである、牡牛の時代から決別し、
羊の時代に入った事を象徴するものであります。
牡羊座は、決断・革新、イスラエルの象徴で、その守護星は火星。 
牡羊座は、シュメール語の星座名では 「Lu Hunga」 で、雇われる人、また従順な人を意味し、
宗教的な時代ともいえます。 
イエスキリストもユダヤ人ですが、神の従順な子羊であり、
またキリスト教信者も子羊にたとえられ、何かと羊という言葉がでてきます。 
AD13年にシリアで鋳造されたコインには、表面に王を表すギリシア神話のゼウス、
裏面には12星座の羊が空を飛びながら東方に輝く星を振り返っている様子が描かれていました。 
古代の星座は、特定の地域も表しており、
牡羊座は、「イスラエル地方」を表しています。
魚座は情緒・自己犠牲・償いの象徴で、守護星は木星。 
最後の晩餐、ユダの裏切り、十字架という魚座の自己犠牲でクライマックスを迎えますが、
イエスは3日後に復活するので、終わりであると当時に始まりでもあります。  
新約聖書を読むと、やたらと2匹の魚がでてきます、
例えばガリラヤ湖での2人の漁師ペトロとアンデレの話、
また2匹の魚と5つのパンで5000人の人々を満腹にさせた奇跡、etc.
パンと魚の増加教会 
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この2匹の魚は、ギリシア神話によると、
美の女神「アフロディテ」とその子「エロス」がエリダヌス川(=エリダヌス座)のそばを歩いていると、
そこに、怪物「テュポン」が現れ、
驚いた2人は「魚の形」になって逃げますが、
2人は離ればなれにならないように、ひもをつけて逃げた、という話からの双魚座からきています。  ローマ神話では、母ヴィーナス(=ギリシアのアフロディテ)と息子キューピット(=ギリシアのエロス)になります。
古今東西、女性は子供産むことから、五穀豊穣のシンボルとされてきましたが、ギリシア神話のデーメテールや日本の天照大神などがいます。
小麦はBC7000~9000頃から、イスラエルやメソポタミア地方で栽培されていた貴重な食料ですが、
小麦の収穫時期である8月~9月が星座の乙女座の時期で、
乙女座はヘブライ語で収穫を意味する「Bethulah」の事であり、
ギリシア神話の五穀豊穣の女神デーメテールの星座であります。 
イエスが誕生した地はベツレヘムですが、
この地名はパンの家という意味で(Beth=家、lechem=パン)で、
清純な処女をイメージする乙女(座)からイエスが誕生したことを表すものであります。 
乙女座では、乙女が子供を抱き、麦の穂を持っていますが、
この穂の部分が乙女座のα星スピカで、飛び出していることからスパイクの語源となりました。 
乙女座の星を一筆書きにしたらローマ字のmのような形になり、
それが西洋ではマリア、インドに伝わりお釈迦の母マーヤとなり、
Mから始まる聖母の名前は世界に広まりました。
また、乙女座の、息子を抱く母の姿は、
アリアが十字架から降ろされたキリストを慈愛深く、
優しく抱く姿 「ピエタ」 となり、キリスト教文化圏で、
多くの芸術作品を生み出してきました。
Pieta
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2008/9/20

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古代では自然発生的に、太陽信仰が起こり、
広く普及したものエジプトのホルス神があり、
フリーメーソンのシンボルマークの真実を見通す目も 「ホルスの目」 であります。 
全てを見通す目
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ホルスの目 
http://wave.ap.teacup.com/renaissancejapan/590.html
実はこのホルス神とイエスキリストの話は良く似ています。  
ホルスは12月25日に生まれましたが、母親は処女のイシス。 
誕生のさい東の星が現れ、三人の王がその星をめぐり誕生した救世主に贈り物を捧げました。  
12歳で天才少年教師と呼ばれ、30歳でアナプという存在に洗礼され牧師として活動を始め、
ホルスは12の使徒と共に旅をし、病を治し水の上を歩いたりなどの奇跡を行い、
ホルスは様々な別名で呼ばれました。   
例えば「真実」「光」「祝福されし神の子」「良い羊飼い」「神の子羊」などであります。  
テュフォンに裏切られたホルスは十字架に掛けられ三日の間、理葬され、そして復活します。
一方、イエス・キリストは処女マリアから12月25日、ベツレヘムで生まれ、
東の星が彼の誕生を示し、三人の王がその星をめぐり、
誕生した救い主を見つけ出し贈り物を捧げました。 
12歳で教師となり、30歳でヨハネに洗礼され、彼の牧師活動が始まりますが、
イエスは12の使徒と共に旅をし、病を癒し水の上を歩き、死者を蘇らせるなどの奇跡を行いました。  彼の別名は「王の中の王」「神の子」「世の光」「アルファとオメガ」「神の子羊」などなどであります。  そして、ユダに裏切られ、十字架に掛けられて、墓に入れられ三日後に復活し天に昇ります。
また、ローマ帝国でキリスト教が国教と認められる以前に、
広く普及していたのがミトラス教で、ここで、キリスト教について、
我々が理解しておかなければならないのは、聖書はイエスキリストの弟子たちが書いたもので、
その後の教義やキリスト教文化というものは、
ローマ帝国が帝国内の人々を支配するための道具に、
イエスキリストを利用したものであります。
ディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害命令から、
わずか10年後のAD313年に、コンスタンティヌス帝が「ミラノ勅令」を出して、
キリスト教を公認しました。  
この背景には、ローマ帝国の政治的腐敗に嫌気がさしていたローマ市民にとっては、
ローマ帝国がキリスト教徒を迫害すればするほど、
彼らに同情し、キリスト教徒は増加し、もはやキリスト教徒を敵に回しては、
ローマ帝国を治めることが出来なくなっていたからです。
しかしながら、キリスト教が認められる前に、
広範に流布した宗教はミトラス教で、キリスト教とローマ帝国の国教の地位を争ったほど
優勢な宗教であった為、まだ信者が多く、
ローマ帝国が人々を治めるには、従来から続いてきたミトラス教の風習も大事に受け継ぐ必要がありました。  
彼らは、太陽信仰をしており、冬至を大々的に祝う風習があり、
ゾロアスター教の大天使・ミトラの誕生日である12月25日にお祭りをしていたため、
これをやめるわけにはいきませんでした。
そして、ミトラス教とイエスキリストの教えは融合されてゆき、
イエスキリストの誕生日は12月25日と決めたのは、コンスタンティヌス大帝で、
彼自身がキリスト教に改宗したのは、死の直前で、それまでは、ミトラス教信者で、
ミトラ神の誕生日の12月25日を、イエスキリストの誕生日にしたのです。
それでは、西洋における古代の太陽信仰に於いて、ホルス、ミトラ、イエスなど
太陽神の誕生日が12月25日なのかと言えば、ご存知のように、太陽は東から上り、
西へと沈みますが、その高度は夏に高く、冬は低くなり、
冬至で太陽の南中高度は最も低くなり、1年の中で昼は最も短くなり、夜が最も長くなります。
そして不思議なことに、12月22日、23日、24日と3日間、一番低い位置で留まり、
25日からまた太陽の位置は高くなっていきます。  
すなわち、これが太陽の死と復活で、
世界各地にある太陽信仰の神話のモデルとなっています。  
また、この太陽が死ぬとされた3日間は、太陽は南十字星の近くに位置し、
これがキリストの死と十字架を結びつけるものとなっています。
2008/9/20

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さらに、クリスマスツリーの頂上に輝く大きな星があると思いますが、
それはベツレヘムの星で、
キリストが誕生の時に輝いていた星で、
東方の三博士がこのベツレヘムの星をみて、
ユダヤの王となる赤ん坊をエルサレム、さらにベツレヘムにまで、
イエスキリストを礼拝しにやってきました。 
冬の空で、目立つ大きな星座はオリオン座ですが、
オリオン座にある三つの星は明るいことから、昔から三人の王と呼ばれており、
この三つの星を直線で結んだところに、おおいぬ座で、大きく光る星シリウスがあります。  
さらにこの直線を延ばし、地球の地平線と交錯する位置(南東方面)から、
12月25日に太陽は昇ります。  
すなわち、ベツレヘムの星(シリウス)に案内されて、
東方の三博士(オリオン座の三人の王)がやってきたのが、
キリストが誕生する(太陽が昇る)場所、ベツレヘムであったと言う事です。  
これが、太陽信仰を行う西洋の各地で、太陽神が25日に誕生する物語になっており、
後からイエスキリストも12月25日に誕生したと決められたのです。
そうして、春分点(春分の日に太陽が昇る位置)が双魚座の位置にくる紀元0年頃に、
魚のシンボルであるイエスキリストは誕生するのです。 
今日ではジーザス・フィッシュ(Jesus Fish)やクリスチャン・フィッシュ(Christian Fish)とも呼ばれているイクトゥス ( ichthys ichtus ΙΧΘΥΣ ) は、一筆書きで書いたような、魚を横から見た形に描いたシンボルですが、
これを初期のキリスト教徒は、隠れシンボルとして用いました。  

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映画(DVD)で、Quo Vadis(クォ・ヴァディス)を観られた人もいるかと思いますが、ローマ帝国のネロ皇帝の時代に、隠れキリスト教徒たちが、仲間である合図として、砂の上にイクトゥスを描いていたのを思い出します。
極めつけは、イクトゥス ( ΙΧΘΥΣ )=ギリシア語の魚 とは、ΙΗΣΟΥΣ ΧΡΙΣΤΟΣ ΘΕΟΥ ΥΙΟΣ ΣΩΤΗΡ (ギリシア語でイエス、キリスト、神の、子、救世主)の頭文字を並べたものであります。
すなわち、キリスト教というものは、ローマ帝国が帝国内の人々を治めるために、
それまで西洋文明に脈々と流れるエッセンスを凝縮して、
天文学や従来の神々と整合させながら、
世界に冠たるローマ帝国の一線級の学者達によって、つくられたものであると言うことができます。 
天文学・占星術の立場から言えば、魚座の次にくるのは水瓶座であり、
自由・平等・博愛を象徴するもので、
水瓶座は革命と独立をシンボルとする、天王星を守護星として持っており、
既存の価値観から解放され、新しい価値観を構築して行く時代であります。
フリーメーソンのシンボリックなキーワードも自由・平等・博愛であり、
フランス革命、アメリカ独立革命、イタリア統一(革命)運動、明治維新、ロシア革命、
第二次大戦敗戦後のGHQフリーメーソンによる改革、など次々と、革命に深く関与してきましたが、
これも革命と独立をシンボルとする天王星を守護星と持っていることと一致します。

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アクエリアス・エイジ(水瓶座の時代)
New World Order (新世界秩序)
「 都へ行きなさい。 すると、水がめを運んでいる男に出会う。 
その人について行きなさい 」
イエス・キリスト     
- 新約聖書 マルコの福音書 第14章13節 -

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マヤ暦と歳差運動
2012年辺りでマヤ暦が終了している理由は、
そこから「 時間がなくなる 」というより、
オルメカ文明に続くマヤ文明が存続した
紀元前後~AD1562年が属する周期を最後に記したとする方が自然です。
マヤ暦の長周期 : 13バクトゥンの1,872,000日は、
グレゴリオ暦の365.2425日で割ると5125.36年となります。
エリック・トンプソンのマヤンカレンダー( ホセ・カレンダー )では、
グレゴリオ暦のBC3114年8月11日に始まり2012年12月21日で終わるとされています。(21日説と22日説があるようです。)
これはマヤに
「 第5の太陽の時代は、 13バクトゥン 13アハウの日 に終焉を迎える 」
と云う予言があるところから、
エリック・トンプソンの計算で2012年12月21日がとされたものですが、
BC3114年8月11日を割り出した基準点を巡って諸説があるようです。
しかしその予言が記されたのが何時の時代で正式にどのように記されていたのかの資料は
日本語のWEBでは見当たらないようです。
第5の太陽の時代、つまり13バクトゥンを5回掛け合わせると、
   5125.36年 ✕ 5 = 25,625.8年
これは、地球の歳差運動:25, 920年と近似です。
マヤ文明が歳差運動を正確に読み取っていたかどうかはまだよく判りません。
ミランコビッチによれば、
歳差運動は1 万9000 年、2 万2000 年、2 万4000 年の3つの周期の組合せから構成され、
また、歳差を作る自転軸の傾斜角も4 万1000 年の周期で22.1 度から24.5 度に振れていて、
歳差周期はこれらの組合せで増減を繰り返しています。

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歳差運動とは、地球の首振り運動。
独楽を回すと最初はまっすぐに立ってますが、時間が経って回転エネルギーが低下してくると軸棒が首振り運動を始めます。
この首振り運動が歳差運動なのです。
そう、地球の回転エネルギーが低下して首振り運動が起きているのです。
太陽系にあって、回転エネルギーは内側の惑星から消失していきます。
水星・金星は既に回転エネルギー( 自転エネルギー )を消失したために、水星ではほとんど自転してないに等しい176日、金星では逆回転のー116日で、次は地球の回転が止まる番です。 と云っても今年の12月22日ではなく、数億年、或いは数十億年先の話だと思われますのでご安心を。
下の図は、歳差運動によって北極星が移り変わってきた様子を描いたものです。

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歳差運動
( 出典 : 星たび・巨石遺跡にアナレンマを見た )
図では4000年毎に北極星が入れ替わってきたことを示していますが、
歳差運動もまた星座の12宮に振り分けられます。
占星術上の星座の巡りは、春分の牡羊座から始まって魚座で終わりますが、
歳差運動に於ける星座は、地球の地軸の首振り運動に伴って春分の際の太陽の位置を云うもので、
通常の占星術の星座の巡りとは反対に巡ります。
ですから、魚座の次が現在の水瓶座となっています。
2012年で暦が終わる、つまり歳差運動に伴う大きな周期が終わるとするなら、
それは水瓶座で始まり、水瓶座で終わるのでしょうか?
西洋占星術では、山羊座に始まり、水瓶座で終わります。( 通常は牡羊座に始まり、魚座に終わるとされますが、これは春分起点で、本来=古代の冬至起源なら山羊座となります。)
いずれにせよ、マヤ暦の5つの太陽周期が、
歳差運動を指し示してるように思われるのは驚きです。
しかもそれが、「 最後の水瓶座 」から「 始まりの山羊座 」へと遷移する時期の一致を見ていることも面白いです。
但し、水瓶座には1960〜80年代から入ったことになっていますから、
水瓶座の時代はまだ2000年ほど先と云うことになり、
この点は「 マヤンカレンダー 」とはかなりズレてはいます。

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